第8回中国語学セミナーのご案内

更新日: 2026/6/5

開催概要

2026年度の中国語学セミナーを下記の通り開催します。みなさま奮ってご参加ください。

  • 開催日時:2026年8月29日(土)13:30~17:00(日本時間)
  • 開催形式:Zoomミーティングによるオンライン開催
  • 聴講料金:無料
  • 講師(登壇順)、および講義題目:
    • 竹越孝(神戸市外国語大学):テキストの対照から言語変化を捉える
    • 三宅登之(東京外国語大学):認知言語学の手法で中国語を分析してみよう――いわゆる「行為解説の進行形」をモデルケースとして――
  • Zoomアクセスの都合上、聴講は300名までとなります。
  • 本セミナーは当日の生配信のみです。オンデマンド配信は行ないません。
  • 会員は事前登録が不要です。ZoomのミーティングIDとパスワードは後日会員向け一斉メールにて通知します。
  • 非会員の方もご参加いただけます。非会員の方はこのリンクにアクセスして事前登録をお願いいたします。
  • お問い合わせ: seminar [at mark] chilin.jp ([at mark] を @ に変えてください)

講義内容

竹越孝(神戸市外国語大学):テキストの対照から言語変化を捉える

このセミナーでは、近代漢語(近世中国語)の資料からどのような言語変化が見て取れるか、言語変化の原因をどのように考えるべきかを、テキストの対照から追求する方策について紹介したい。総論として、近代漢語の範囲と主要文献、その間に起こった主な語彙・文法上の変化を概観したのち、各論として、朝鮮王朝時代の漢語教科書『老乞大』における4つのテキストを対照させることによって見出される、元・明・清代の北方方言で生じた言語変化の実例を検討する。また、同書を含む朝鮮資料の基礎方言の問題や、いわゆる域外資料を扱う際の注意点などについても言及する。

三宅登之(東京外国語大学):認知言語学の手法で中国語を分析してみよう――いわゆる「行為解説の進行形」をモデルケースとして――

本セミナーでは、認知言語学的手法で中国語の文法現象を分析する研究の一例を紹介する。モデルケースとして取り上げるのはアスペクトの進行相で、英語の“When he said that, John was lying.”(そう言った時、ジョンは嘘をついていた。)のような、いわゆる「行為解説の進行形」(the interpretive use of the progressive)に該当する進行相の用法が、中国語にも存在することを述べる。その際、イメージ・スキーマ(image schema)、図と地(figure and ground)などの代表的な認知言語学のツールを用いて、そもそも当該用法がどのような意味合いを持つのかについての解釈を試みる。このケースをもとに、中国語を分析する際の認知言語学の視点の有効性とは何かについて考えてみたい。

当WEBサイト,および本学会へのご質問はお問い合わせページをご覧ください。

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