目次
ご挨拶
学会システムの整備に着手してはおりますが,任期はもう半ばを過ぎました。多くの宿題を残すことになります。学術団体登録に伴い,女性・若手役員の登用,学会ホームページの英語版作成など,時代の変化を反映した対応が求められております。今年度は常任理事選挙の年にあたっております。本学会としても女性・若手の役員が待ち望まれるところであります。
会員増加に伴う会務の整備,学術団体認可に伴う諸経費の増大,郵便貯金の利息の大幅な低下などにより,年会費を6000円に増額する案を総会に提出せざるをえない情況であります。電子媒体の活用や,全国大会の研究発表募集の方法・締切日時の固定化などにより経費削減を行いますが,将来的には電子メール使用会員と非使用会員との会費の差別化も視野に入れる必要があるかと思います。
経済情勢厳しき折まことに恐縮ですが,なにとぞよろしくお願い申しあげます。
選挙公示
2003年10月25日全国大会会場(早稲田大学)において日本中国語学会「理事長及び理事会に関する内規(2002年10月26日改正)」に基づき常任理事の選挙を行います。選挙は「4名連記で得票数上位8名を常任理事の当選者とし,最も得票の多いものを理事長とする。(以下同文)」ものです。被選挙者名簿は当日大会会場に用意しております。
2003年度会費(5,000円)納入のお願い
郵送いたしましたニューーズレターに振替用紙を同封しておりますので,本年度会費(5,000円)を最寄の郵便局からお振り込みください。事務の運営上,2003年8月末までにご入金くださるようご協力をお願いいたします。
郵便振替 加入者名:日本中国語学会
口座番号:00120-2-536256
なお,これまでの会費を未納の方は振替用紙に記載してありますので,一括してご入金くださいますようお願いいたします。また,記載された納入金額が20,000円となっております方は,今年度ご入金いただけませんと,会則≪会費納入に関る内規≫に基づき除籍となりますのでご注意ください。
学会ホームページ開設 http://wwwsoc.nii.ac.jp/clsj/index.html
2003年6月より本学会のホームページが開設されました。まだ試行段階ですが,会則や『中国語学』投稿規程,全国大会や支部例会の案内などを掲載しております。また入会申込用紙のダウンロードも可能です。今後は事務局や各支部・大会開催校からの各種お知らせを掲載し,コスト削減に役立てたいと思っております。
今後プロジェクトチームを作り,本格的な利用方法やコンテンツの充実,維持管理の検討・実施を行いたいと思います。有志の方を募ります。事務局まで,ご意見ともどもお申し出ください。他学会との相互リンクにつきましても,現在は日本言語学会とのみ行っておりますが,これもプロジェクトチームで検討していただく予定です。
会議報告
2003年度第1回『中国語学250号』編集委員会(3月16日豊橋 愛知大学)
出席:荒川清秀(委員長),遠藤光暁・佐藤進・佐藤晴彦・杉村博文・古屋昭弘(編集委員),中川正之(理事長),澤田浩子(幹事)
投稿論文の査読者割り当て,科学研究出版助成金申請問題を中心に話し合いが行われた。
2003年度第2回『中国語学250号』編集委員会(5月25日 神戸勤労会館)
出席:荒川清秀(委員長),遠藤光暁・佐藤進・佐藤晴彦・杉村博文(編集委員),中川正之(理事長),小野秀樹・澤田浩子(幹事)
欠席:古屋昭弘
1. 依頼論文
昨年度の第52回全国大会におけるパネルディスカッション,講演の掲載を決定した。
2. 査読結果と採否
審議の結果,投稿論文32本のうち,13本を採用することに決定した。
<関連事項>
- 査読委員が他者に担当論文について意見を求めることについて,投稿者のプライバシー尊重から問題があり禁止とする。このような問題を含め,編集委員長が「査読要領」を作成し,編集委員の意見を求め,秋期の理事会・総会で審議することにした。
- 非学会員に査読を依頼する場合,報酬を出すべきだとの意見が出されたが,学会予算の規模からいって困難であり,当面見送ることにした。
- 昨年度5月発行のニューズレターにおける「不採用の投稿について,査読委員が執筆者に申し伝えたいということがあれば,査読委員の匿名性を確保しながら伝達することにする」という記載に関して,不採用の投稿については,投稿者から要求があった場合に限り,査読委員のコメントを伝えることを確認した。
- 研究論文以外に,研究ノートや短信,書評なども掲載することが提案され,今後検討することにした。
3. 訂正を要する採用論文の扱い
従来,採用論文に対して修正を要求する査読者からのコメントがあった場合,正確に改稿されているかチェックがなされていなかったが,今後,修正条件付きで採用した論文については,原則的に条件を提示した査読委員が改稿をチェックすることが了承された。
4. 執筆要領
- 近年,電子化コーパスによる用例検索と例示が増えてきた結果,出典のページ数を明示しない論文が増加している。現代語研究において出典やページ数の記載は必須のものではないが,論旨に決定的に関る例については出典を明記すべきとの意見が出された。また,例文に日本語訳を付す必要があるかどうかについても意見交換がなされたが,これも決定的な例となるもの以外は必須とはしないという方向で,秋期までに結論を出すことにした。
- 投稿規程の制限枚数にとらわれ,論述が冗長になっている投稿があるとの指摘があった。
- 上記の問題を踏まえ,執筆要領の記述・体裁を編集委員会で整えることにした。
5. 学会奨励賞推薦
- 『中国語学』249号掲載論文の中から1名を,第4回学会奨励賞の候補として推薦することを決めた。
- 奨励賞の選考基準が議論され,年齢より研究開始の時期や経歴を考慮すべきだとする意見,論文自体の完成度よりも発展性・将来性を重視すべきだなどの意見が出された。
6. その他
科研費出版助成金獲得には海外で発表される論文における引用率を上げることが必須であり,会員外への論文委嘱や英語・中国語による執筆も必要があるとの意見が理事長からあった。
2003年度第1回常任理事会(編集委員会合同会議)(5月25日 神戸勤労会館)
出席:中川正之(理事長),相原茂・荒川清秀・木村英樹・輿水優・佐藤晴彦・杉村博文・平井勝利(常任理事),遠藤光暁(編集委員),小野秀樹・澤田浩子(幹事)
報告事項
※冒頭,中川理事長より「流動的な情勢であり,より多くの人から意見を出して欲しい」という希望があり,今回の常任理事会は編集委員も加えて合同会議とした旨の説明があった。
1. 『中国語学』250号編集委員会報告・第4回学会奨励賞
編集委員会の推薦を受けて,第4回学会奨励賞は,三木夏華氏『北部呉語の授受構文にみられる介詞の史的変化』に決定した。
2. 一般報告
科研費の審査領域の移行(言語学)にともなう今後の展望について,他の学術団体との連携や会員の言語学関連分野への積極的参加や共通の議論の場の必要性が強調された。
3. ホームページの開設
- 2003年6月より事務局で試行的に開設した後,プロジェクトチームに維持・管理を引き継ぐ。可能な限り入会申込や大会案内,支部活動案内,ニューズレターなどを電子媒体で代替し,経費削減を図るきっかけとする。
- 事務局のメールアドレスを取得し,会員との連絡をはかる。
- 将来は英語版・中国語版が必要になる見通しである。
- 『中国語学』バックナンバーの管理・販売に関して,取扱店の内山書店とのリンクをはる。
- HP委員会の必要性が提案され,審議事項に加えることとした。(審議事項5参照)
4. 日本学術団体・学術振興会などの委員の選出方法
- 2003年5月7日に開催された日本学術会議の会員選挙について,会議に出席した遠藤編集委員より報告があった。
- 科研費の審査委員候補者などの推薦については,状況が流動的で,守秘義務もあるなどの理由から当面理事長に一任するという体制が望ましいという提案があり,了承された。
5. 全国大会
総会の時間を40分から1時間に延長すること,学会奨励賞の授賞式を総会中から理事長挨拶直後へ変更し,編集委員長の講評を加えることが了承された。
6. 会務の業者委託(→審議事項2参照)
従来の委託事項に「全国大会以降の入会者への学会誌(および名簿)の発送業務」を加える。
7. 常任理事選挙
今年度の全国大会で常任理事選挙が行われることに備え,選挙管理委員会を設置し,ニューズレターで選挙の公示を行うことが確認された。
審議事項
1. 役員・委員の規定
日本学術団体の認可に伴い,役員・委員の規定を明確にする必要があるが,昨年度の理事会で提案のあった支部代表制は,機動的な対応の点から問題があり当面はとらない。常任理事と編集委員を狭義の役員とする。
2. 会務の業者委託
- 来年度の委託業者の選定に向け,8月末までに関東で具体的な候補を挙げ,入札を行ない交渉する。10月には来年度の契約・会務の整備というスケジュールが望ましい。
- 業者委託については「年度ごとの電子化会員データの提供」を契約に盛り込む。
3. 休会制度
審議の結果,休会制度は設けないことで承認された。
4. 支部活動助成金
支部活動助成金の上限額は設定せずに,理事長の裁量で多少の増額は認めることが承認された。
5. ホームページ開設に伴う会務の拡張・変更
- 広報委員会(あるいはHP委員会あるいは情報委員会,いずれも仮称)を設置し,HPの管理も含めて広く学会の広報活動を行うべきとの意見が出された。委員の候補者として,数名の会員があがり,理事長より個別に打診することで承認された。
- 上記委員会は総会で諮り,承認後,大会開催中に第1回会合を開くことが承認された。
- 大会開催校の負担軽減や通信経費削減の観点から,大会運営のマニュアル化が必要とされる。具体的には,研究発表の申込締切日を固定化し,申込先の告知を春季ニューズレターおよびホームページで行ない,「全国大会研究発表の募集」の郵送を廃止することが承認された。
6. 年会費の増額
審議の結果,赤字補填を主要な理由として,年会費を一律6000円に増額する案を総会に諮ることが承認された。(会則第4条の変更)
7. 会務の日程調整
- 毎年,第1回常任理事会および第2回編集委員会の開催日を,5月の第3日曜日(もしくは土曜日)に固定する。
- 全国大会の発表申込の締切日を毎年固定化する。6月20日か30日を候補日とし,来年度の開催候補校とも相談の上決定することが了承された。
8. 入会者の扱い
毎年,1月~3月の入会者については,次年度4月以降の入会として取り扱う案を総会に提出することが承認された。(会則・内規の変更)
9. 『中国語学』編集に関する事務局と編集委員会の役割分担
事務局の『中国語学』編集に関する担当は,委員・役員一覧,彙報の執筆のみとする。それ以外の編集作業は,編集委員長の管轄とする。
10. 会務の日程調整
- 毎年,第1回常任理事会および第2回編集委員会の開催日を,5月の第3日曜日(もしくは土曜日)に固定する。
- それ以外の寄贈については,新たに寄贈先リストを作成するかどうか,今後検討する。
顧問・名誉会員の推挙
顧問・名誉会員のご推挙は2003年10月20日までに下記事務局宛にお願いします。