東海支部例会

更新日: 2009/9/22

2009年度

2009年11月21日(土)13:00~16:00
名古屋大学文系総合館7Fカンファレンスホール(702)
寺澤知美(名古屋大学・院)
「N/V+“前/后”+数量詞」の表現について
要旨: 現代中国語の方位詞“前、后”は空間だけでなく,時間を表す表現にも広く用いられるが,本発表では特に「N/V+“前/后”+数量詞」の表現について取り上げる。[+過程]の特徴を持つ語が「“前/后”+数量詞」に前置される場合,多義が生じる。例えば,“开会前半小时”は「会議開始前の30分」と「会議開始後の30分」の2つの解釈が可能である。ところが,“睡觉前半小时”の場合,「眠り始めてから30分」という意味よりも「眠る30分前」として理解されやすくなる。本発表では,「N/V+“前/后”+数量詞」の表現において,前置される要素の持つ働き,表される時間の長さ,前後関係等が多義性に与える影響について考察する。
吉田仁(名古屋学院大学・非)
昆明方言に対する各層間の意識差とその原因
要旨: 筆者は2004年に,『言語95・11別冊 変容する日本の方言』所収の言語意識調査票を用い,雲南省の昆明方言の言語意識調査をネイティブ90名とノンネイティブ45名に対して行なった。ネイティブの内訳は,25歳未満の大学生を主とする層,25歳以上~50歳未満の活躍層,50歳以上の高年層である。調査の結果,昆明の人や土地柄と昆明方言に対してネイティブとノンネイティブの間では明確な意識差が存在し,さらにネイティブ内での年齢差によっても微妙な意識差が存在することが判明した。本発表では調査の結果を基に上記の意識差の原因と昆明方言の未来像を探るものである。
中西千香(愛知淑徳大学)
機能からみた前置詞の再分類~実から虚へ~
要旨: 現代中国語における前置詞は前置詞という一つの品詞でくくられているものの,個々の機能はさまざまである。本発表では,前置詞の持つ機能から動詞性の濃淡を導き出し,前置詞の分類を試みる。今回参考とするのは,俞士汶2003『现代汉语语法信息词典』「介词库」である。「介词库」のデータ結果をふまえて分析するが,このデータ自身にも若干問題があり,それについても触れる。 前置詞のつくる文型,修飾成分の入る位置等から前置詞を分類することによって,それぞれ下位分類された前置詞グループに共通する特徴を問題にするともに,前置詞フレーズが連続する場合についてもふれたい。
橋本永貢子(岐阜大学)
動量詞の成立と発展について
要旨: 動量詞は,本来動詞或いは名詞であったものが,次第に主たる動作・行為の量を表す機能語として働くようになったものである。その由来は,本来の意味と主動詞との関係から考えると,大きく次の4つのタイプに分けられる。1)「プロセス」を表す語を用いる,2)主動詞またはその上位概念を表す動詞を繰り返す,3)動詞とメトノミー的関係にある名詞を用いる,4)名量詞で動作行為の量を読み込む。これらの中には,時代の変遷とともに回数のみならず,時間の長さ,さらには様態を表すようになったものもある。本発表では,このような動量詞の通時的変化を概観し,その結果としての現代における動量詞の機能について考察する。
荒川清秀(愛知大学)
中国語の未来表現
要旨: 中国語の未来表現については最近,張万禾・石毓智2008「現代漢語的将来時範疇」(『漢語学習』10月)が出た。ここでは純粋に未来を表す“”にポイントをしぼり,その出現の条件をさぐっている。中国語の動作動詞は,そのままのカタチで未来を表す。しかし,状態動詞の場合には“你不来,一定会后悔的。”ののように“”を伴うことがある。この“”は条件文の主節にしばしば現れるものであるが,つねにではない。本報告では,条件文での主節の動詞のカタチも射程にいれ,動作動詞と状態動詞の未来表現の特徴,助動詞“”だけでなく“会”の現れる条件についても考えてみたい。
会場案内
所在地:名古屋市千種区不老町(東山キャンパス)※なお,当日は車での入構はできません。
最寄駅:地下鉄名城線名古屋大学駅、1番出口から徒歩約1分
問い合わせ先:
東海支部例会世話人:丸尾誠(名古屋大学)maruo@lang.nagoya-u.ac.jp

2008年度

2008年10月4日(土)14:00〜17:00
南山大学名古屋キャンパスJ棟1階特別合同研究室(Pルーム)
曹志偉(愛知淑徳大学)
关于“吃X”的句法结构及语义扩展
要旨: “吃”是现代汉语中使用频率颇高的动词,由“吃X”构成的短语、惯用语、成语、歇后语等,不但数量多,而且表现力强。例如:“吃亏”、“吃豹子胆”、“吃情调”等。这些用法的特征具有结构的凝固性和语义的整体性。为了便于讨论,笔者把“吃” 的后项成分总称为“X”,并认为“吃X”中的隐含意义与联带意义紧密相关,通过隐含意义的形象化及联带意义的具体化和外向化,其语义得到扩展。本文将探讨 “吃X”的句法结构及语法特点,并分析“吃X” 的语义扩展机制及影响因素。
李謹(中京学院大学)
謝り表現における「对不起」と「不好意思」の役割についての考察
要旨:日中・中日辞典などでは「すみません」と「对不起」を訳しあうのが一般的であるが,中国では「不好意思」も謝り表現として広く使われている。実際に,現地で生活する日本人学習者が「对不起」と「不好意思」の使い分けに戸惑うことも少なくない。本発表は資料調査やネーティブスピーカーへの調査など通じて,謝り表現における「对不起」と「不好意思」の役割を考察し,語用論の観点から両語の用法の違いを解明することを試みるものである。

2007年度

2007年10月6日(土)14:00~17:00
愛知大学車道校舎902教室
<創立十周年記念特別企画>
勝川裕子(名古屋大学)
可能の意味と表現形式
厳 萍(愛知淑徳大学)
入門初期における効果的な中国語発音指導のあり方への一考察
成戸浩嗣(愛知学泉大学)
移動動作の場所を表わす“在・トコロ”と「トコロ・ヲ」
顧 明耀(愛知大学)
対訳辞書の例を考える
傅 建良(関西学院大学大学院)
インターネット記事の見出しにおけるテンス—対照言語学の視点から—
丸尾 誠(名古屋大学)
現代中国語の補語“起来”について
2007年5月19日(土)14:00~17:00
名古屋大学全学教育棟(情報文化学部棟)第1会議室
<創立十周年記念特別企画>
謝平(名古屋大学大学院)
現代中国語の「有点儿」について
周錦樟(南山大学)
“0”韻母について
薛鳴(中京学院大学)
日中親族名称の比較——言語形式と言語使用の視点から
寺澤知美(名古屋大学大学院)
現代中国語の方位詞“上”、“里”について
杜英起(愛知淑徳大学)
中国語講義の実践及び成果について
吉田仁(名古屋学院大学)
音韻体系から見た鼻音韻尾脱落の原因

2006年度

2006年10月14日(土)14:00〜17:00
名城大学天白校舎 共通講義棟N-102
朱 勇(名古屋外国語大学)
漢日同形詞対比研究二十年[1]
馮 富栄(愛知淑徳大学)
オリジナルイーラニング中国語教育の試み
丸尾 誠(名古屋大学)
存在文の文頭に現れる介詞“在”について
2006年5月20日(土)14:00~17:00
中京大学センタービル 0810教室
王 平(愛知産業大学)
一般教養科目の中国語学習者への指導
高 芃(名古屋大学大学院)
指示詞“这/那”の虚化現象―数量表現との関連性についての考察―
張 勤(中京大学)
中国語の丁寧さ
成戸 浩嗣(愛知学泉大学)
看到」、「見到」の使い分け

2005年度

2005年10月8日(土) 14:00~17:00
愛知大学車道校舎第3会議室(本館第13階)
勝川 裕子 (名古屋大学)
連体修飾語句における照応表現
趙 晴 (名古屋外国語大学)
汉语课堂常见问题试析(一)
冨永 清美 (愛知大学大学院)
副詞“”の周辺的用法について
吉川 剛 (愛知大学)
中国語のCAIについて
2005年5月14日(土) 14:00~17:00
名古屋大学全学教育棟(情報文化学部棟)第1会議室
顧 明耀 (愛知大学)
供谁使用的词典?―对双语词典的宏观思考之一
李 嘉馨 (愛知県立大学大学院)
对歧义现象的认知思考
林 佩芬 (名古屋大学大学院)
中国語の数量詞表現に関する考察

2003年度

2003年10月11日(土)
東邦学園大学
シンポジウム:中国語教育はどうあるべきか
<問題提起>
侯 紅玉
現代漢語詞彙的発展
許 暁敏
符号分析法在漢語教学中的活用
成戸 浩嗣
中国語教育における隠れたポイント―日本語との対照を中心として―
<司会>

時 衛国
2003年5月24日(土)
名古屋外国語大学
藤森 猛
影戯から影視へ―中国語映画用語の形成―
中鉢 雅量
民国時期言文一致実現への苦闘(下)―1930年代,40年代の文芸大衆化運動と語文教学の進展をめぐって―

2002年度

2003年2月1日
愛知県立大学
劉 乃華
漢語作為外語教学的教学語言的編制
岩田 礼
言語地理学の立場からみた中国語の普遍性―日本,フランスの方言地図と対照して―
2002年9月21日(土)
愛知大学
高橋 めぐみ
”を例とした多義語の意味の存在条件
荒川 清秀
語彙的ボイスについて―“”と“”を中心に―
2002年5月11日(土)
名古屋大学
丸尾 誠
在+L+V”,“V+在+L”形式について―移動・存在という観点から―
時 衛国
+動詞+量性成分
<五周年記念パーティ>

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